もう大分前から、人の名前が出てこなくて困ることがよくある。酒を飲めば特にそうで、飲み会で話していて、ある作家の名前が出てこなくて、作品名から他の人に当ててもらったりする。誰かがスマートフォンを持っていたら、ネットで検索してもらうこともある。
そんなわけでスマートフォンを持つのも悪くはないと思ったが、携帯電話もメールもほとんど使わない身にとっては、ネット検索だけのために月にウン千円も払うのは少々もったいない。
そこで目を付けたのがタブレット型PC。Wi-Fiでネットにつなげば、スマートフォンの半分以下の費用ですむ。しかも画面が大きいので、老眼の身にはありがたい。その代表格がiPadだが、結構な値段がする。どうしようかと考えていたら、GoogleがiPadの半分以下の値段でタブレット型PCを発売するというニュースを耳にした。半年後には、私のバッグにGoogle
Padが入っているかも知れない。
さて、いよいよ九十号である。百里の道を行く者は九十里を半ばとす、という言葉からすると、百号までようやく半分来たところになるわけだが、まあ、「せる」には当てはまらないだろう。新しい人が増えているし、ベテランも健在。今号はそれを象徴している。
(よ)
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